1年を通してキャンプをしますが、秋キャンプが一番好きです。
ただ今秋は、長野県の広い範囲で熊が目撃されており、テント泊自粛のキャンプ場もあるようです。
訪れたのは陣馬形山。長野県南部の中川村にあるこの山は、東に南アルプス、西に中央アルプス、眼下には天竜川が横たわり、伊那谷を見渡すことができます。
高さは1500m弱ですが、その昔、戦国武将武田軍ののろし台があったというのもうなづけるほど、見晴らしのいい場所です。
というわけで今回は、車中泊&アウトドアご飯という選択をしました。
陣馬形山には、村が管理している無料のキャンプスペースがあります。無料ゆえ、管理者が常駐しているわけではなく、避難小屋と簡易なトイレと炊事場があるだけで、冬場は水道が止められていたりします。
整備されすぎていないキャンプ場では、自然の本来の姿と対面できる醍醐味がありますが、反面、急変するかもしれない天候や、鳥獣のリスクなどにも備えなければなりません。
村のHPをチェックしてみると、陣馬形山で熊の目撃情報があったとの注意喚起もあります。というわけで今回は、車中泊&アウトドアご飯という選択をしました。
長いくねくね道を登って山頂に着いたのが4時ごろ。西の中央アルプスに傾きつつある夕日をバックに、写真を撮っている家族やカップルが何組かいてはりました。
とりあえず日が沈む前に、風よけのタープを立てて、夕食の準備を整えます。
今晩のメニューはおでん。
あらかじめ具材は切ったものを、茹でたり、油抜きしたり、下ごしらえを済ませて持ってきました。こうすると無駄なゴミも出ないし、余分な道具も要らないし、何より早く食べられます。
ある程度、晩ご飯お準備を済ませて、周りを歩いてみると、鹿の糞がけっこう落ちていましたが、熊の気配や糞などは確認できませんでした。
そうこうしている間に西の山が紅く染まりだしました。
アーベントロート。本日一回目の天体ショーはあっという間に幕を閉じます。
伊那谷にぽつぽつと街の灯が光りはじめると、山の上はあっという間に暗くなって、風がぴゅーと冷たく感じます。
いいタイミングで、おでんが炊きあがりました。
身震いして、日本酒を一杯。ふはふはとおでんを口にはこぶ至福のひととき。
家のこたつもいいですが、寒い中で熱いものを食べると美味しさが倍増する気がするのです。
〆は焼きおにぎりにおでんのつゆだく。
お腹いっぱいになったところで、後片付け&焚き火の準備です。
この日は風が強く、パチパチと火の粉が舞って大変でしたが、火が安定してからは穏やかな時間が流れます。ぼんやり火を眺めたり、本を読んだり、散歩したり…。
そろそろ第二回天体ショーをはじめましょう!
焚き火の火種を分散させて、鎮火に導きます。
イス以外の道具を片づけてランプを消すと…。
うぉー!満天の星空。目を凝らすと、あらゆる空の隙間に星が浮かんできて、群青の空の部分の方が少ないくらいです。
レリーズも三脚も、もちろん天体撮影の技術も持ち合わせていないため、この星空の写真をお見せできないのが残念です。
ずっとこの空を見上げていたかったのですが、寒さと眠さには勝てず、車にもどって眠ることにします。
明日の朝の様子は次回につづく…。







