2016年6月28日火曜日

美ヶ原 高原トレッキング

美ヶ原は、八ヶ岳中信高原国定公園の北西部にあり、長野県のほぼ中央に位置します。
松本市内からはちょうど東側に見えるので、地元のひとは北アルプスを西山というのに対し、美ヶ原を東山と呼びます。

今回は、山本小屋ふる里館の駐車場に車を止めて、美しの塔→烏帽子岩→王ヶ頭→駐車場というコースを2時間ほど歩いてきました。

朝5時前に家を出たので、駐車場に着いた時はまだ7時前。
それでもこの時期は日の出が4時台なので十分に明るいです。

ただ標高が2000メートル前後あるので、やはり冷んやりします。半袖に長袖のシャツを重ね着してましたが、少し肌寒いかなあという感じです。


駐車場から歩き出すと、すぐに一面草地が広がっていて、牛たちが思い思いに草を食んでいました。
草をムシャムシャする音と、草にかくれて姿は見えないのですが、鳥たちのピーチクパーチクという鳴き声が大草原に響き渡っています。
駐車場には何台か他県ナンバーの車が止まっていましたが、見渡す限り、人は誰も見えません。


緑の草原のところどころにレンゲツツジの赤い色がきれいです。



東側に目を向けると、雪がすっかりとけて青く夏の装いになった南アルプスと遠く富士山まで見渡せました。


ポニーたちも気持ちよさそう


西側は北アルプス。雲海の上に猛々しくそびえる3000メートル級の山々にはまだ雪が残っています。



高原のシンボルタワー美しの塔。
とりあえず鐘を鳴らしてみる。











「塩くれ場」の分かれ道。隣接のトイレのマークがかわいい。

◆百曲り園地〜王ヶ頭(アルプス展望コース)
さてここから石がごろごろ転がり、幅もせまい道になります。
少し歩きにくいですが、季節の花とアルプスの展望を楽しめるコースです。

ハクサンフウロ         コケモモ

テガタチドリ        ウスユキソウ

◆烏帽子岩からの眺め
御嶽山〜乗鞍〜北アルプス、下方に松本の市街地を望めます。



◆電波塔群
はじめて見た時は、なんか来てはいけない秘密基地に連れてこられたような気分になりましたが、最近はモン・サン=ミシェルか天空の城みたいと…。


鉄平石ごろごろの急な道を登りきると、高原の最高峰王ヶ頭に到着です。
以前、真冬の王ヶ頭ホテルに泊まったことがありますが、360度のパノラマと星空にそれは感動したことを思い出しました。



帰りは牧場沿いの道をゆるゆると下って行きました。

美ヶ原へはときどき出かけるのですが、ガスっていて視界がよくないことも多いので、今回の澄み渡る青空、本当に気持ちよかったです。


駐車場に着くとまだ朝の9時前。
高原を独り占めしてかなり満足したので、もう1日を終えた気分でした。
早朝トレッキングおすすめです。

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2016年5月24日火曜日

親海(およみ)湿原、姫川源流へ

朝起きて窓を開けると、真っ青な空。
近所の散歩だけで済ませるにはもったいない気がして、朝食もそこそこに出かけることにしました。

車は、安曇野から松川村を抜け、大町から国道148号線を走ります。

「田植えが終わったと思ったら、もう麦は黄金色になってる〜」

「やっぱり鹿島槍はかっこいい〜、でも今年は雪少ないな」

「あの山の端、藤の花がめっちゃきれい〜、桐の花もいいねえ」

初夏の風景が連続して流れていきます。

木崎湖、青木湖と2つの湖を過ぎると、まもなく白馬さのさかスキー場の駐車場に到着です。

そこから10分ほど歩いたところに親海湿原はあります。



遠くから見るとやわらかな緑色で覆われた湿原ですが、近づくとミツガシワの白い花が咲いていました。

「ミツガシワ」という名の由来は、1本の茎から3枚の葉が広がる様子が三つ柏の紋ににているところからだそうです。


湿原の中を周回するように敷かれている木道を歩いていると、吹き抜ける爽やかな風のせいで、ここが湿原だということを忘れてしまいそうですが、ところどころ太陽が水面に反射して、地面がたっぷりうるおっていることがわかります。


木道はそのまま小さな森につながっています。
森の中は、木々がつくりだす影で、ちらちら揺れるやわらかな光で、さらに爽快さが増していきます。

そして個人的に大好きな白い花が次々に現れます。

このところ、家の周りでは園芸種や外来種のどぎつい色合いの花々が幅を利かせていて、そのケバケバしさに少し辟易気味だったので、白と緑の清らかな世界に穏やかな気持ちになりました。


以下、備忘録も兼ねて…(花の名前、間違っているかもしれませんが…)

クルマムグラ(車葎)    ホウチャクソウ(宝鐸草)

    ヒトリシズカ(一人静)     ニリンソウ(二輪草)

    チゴユリ(稚児百合)   マムシグサ(蝮草)

ガマズミ      エンレイソウ(延齢草)

この森を隔てたところに、姫川の源流が湧き出る自然探勝園はあります。

国道の脇に川の源流があるというのがそもそも驚きなのですが、名水百選にも選ばれているほど、きれいなで冷涼な湧き水です。
その証拠にバイカモ(梅花藻)が水面に揺れていました。



湿原、森、湧き水…この一帯が長い期間かけて育んできた自然環境は、花も木も鳥も人も伸びやかにしてくれます。

この土地がもつポテンシャルの大きさ、豊かさ、固有性に、知らないうちに活力をもらっていました。

y.