夜が白々と明けてきました。
シュラフから顔を出し、まぶたを無理くりひっぱり上げて、車のサイドガラス越しに外の様子をうかがいます。
手を出し、足を出し、まだ半分眠っている頭と体を徐々に慣らしていきます。
「明朝は霜がおりるでしょう」との予報とはうらはらに、そこまできつい冷え込みはなさそうです。
えいやーと体を起こしてフリースを羽織り、靴をはいて車を降ります。
時計を見ると朝の5時半過ぎ。日の出には間に合いそうです。
南の空。雲が押し寄せる波のようにせわしなく流れていきます。
東の空は深紅の朝焼け。目の前の木々が黒いシルエットとなって、ヨーロッパの絵本にでてきそうな、幻想的な風景が広がります。
北西の空。眠りから覚めようとする街と雲海、うっすら紅い中央アルプスとその向こうに小さく見える北アルプス。雪をまとった白馬連峰はこんなところからも存在感たっぷりに目に飛び込んできます。
そこをフォーカスせずにはいられない魅力が、やはり北アルプスにはあります。
早朝、山の写真を撮りにきたおっちゃん二人組と会話を交わしながら、日の出を待ちました。
6時10分ごろでしょうか。東の空から陽が上り始めました。山に雲が厚くかぶさっていたのがちょっと残念。
持参したベーグルを半分に切って、表面をあぶって温めます。クリームチーズとスモークサーモン、リンゴジャムをのせればあっという間に朝食の出来上がり。
朝から降り注ぐたっぷりの光が、背中から体をあたためてくれます。
それにしても天気予報、このところ全然当たらないのはどういうこっちゃ?
朝食後、クリスマスリースの材料になりそうな枝や実を集めることにしました。
もみの木がなかなか見つからなかったので、黄色くなってしまっていたけど唐松の枝と松ぼっくりで。
ちょっと貧弱ですが、良しとしましょう。帰ってさっそくお店に飾りました。
今年も残すとこ2カ月、あと何回キャンプができるでしょうか?
帰り道、松本あたりで北アルプスを見ると、常念の横にちっこく槍が見えてて嬉しくなりました。
やっぱり北アルプスが好き。








